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自治体を調べる

スズメバチの巣は、
市役所が駆除するのか。

4つの自治体を確認したら、条件がまるで違いました。

この記事でわかること

  1. やる自治体は実在する

    稲敷市・三鷹市・船橋市は、条件を満たせば公費または無料で駆除します。

  2. 静岡市はやらない

    駆除は自費。非課税世帯などに上限11,000円の補助があるだけです。

  3. アシナガバチは全滅

    確認した4市すべてで、アシナガバチとミツバチは対象外でした。

目次

最初にお断りします。この記事は駆除のやり方を教えるものではありません。

当サイトが書けるのは、自治体の公式ページから確認できたことだけです。すべて出典を付けるので、同じ手順で確かめられます。

この記事に広告リンクはありません。 広告リンクを載せる場合は必ず明記します。

確認日:2026年9月10日

確認できたこと

  • スズメバチの巣を市が無料で駆除する自治体は、実在します。 稲敷市・三鷹市・船橋市で確認しました
  • 同じ日本の中で、やらない自治体もあります。 静岡市は補助金だけです
  • 「無料」と書いてある自治体でも、条件を外すとその場で費用が出ます
  • 確認した4市すべてで、アシナガバチとミツバチは対象外でした
  • 静岡市の補助は世帯の所得要件つきで、駆除を先にやってから申請します

害獣とは、答えが逆でした

当サイトは市役所の記事で、害獣について4つの自治体を確認しました。そこで分かったのは、建物の修繕も侵入口の封鎖も行政の仕事ではない、ということでした。

蜂は違います。

スズメバチの巣に限れば、市が自分で、あるいは委託した業者を通じて、無料で取ってくれる自治体が実在します。 ただし条件が自治体ごとに大きく違うので、そこを確認しないと意味がありません。

4つの自治体を並べます

市が駆除するか費用主な条件
稲敷市する無料5月〜12月。危険な場所の巣
三鷹市する公費脚立程度で手の届く範囲
船橋市する(委託業者)無料地面から7m以内。立ち合い必須
静岡市しない自費補助金の上限11,000円のみ

表は横にスクロールできます。

「市役所は蜂の巣を取ってくれますか」という問いに、全国共通の答えはありません。

稲敷市:市が無料で駆除する

稲敷市の対象は「家屋や日常生活を営むうえで非常に危険な場所に作られてしまった巣」です。費用は無料。

期間の制限があります。 駆除するのは5月から12月の間だけです。

対象外もはっきり書かれています。事業所は対象外(住宅併用を除く)。自宅以外の場所なら「その場所の所有者や管理者にご相談ください」。そしてアシナガバチとミツバチは対象外です。

申し込みは「巣の場所・大きさ・形を確認の上、ご連絡ください」となっています。

三鷹市:公費で駆除。ただし手の届く範囲だけ

三鷹市は「公費にてスズメバチの巣の駆除を行っております」と書いています。

条件は4つで、すべて満たす必要があります。

  1. スズメバチであること
  2. 巣の場所が判明していること
  3. 現在使用中の巣であること
  4. 脚立程度で手の届く範囲に巣があること

4つ目が効きます。 高所や壁の中は、この条件から外れます。

そして条件を満たさない場合について、こう明記されています。

その場で費用(出張料等)をご負担いただくことになります

呼んでから有料だと分かる、ということです。

三鷹市は業者の紹介をしません。 「公益財団法人東京都ペストコントロール協会にお問い合わせください」と案内しています。

船橋市:委託業者が無料で駆除。ただしキャンセルは有料

船橋市は委託事業者を通じて、スズメバチのみ無料で駆除します。要件は5つです。

  1. ハチの種類がスズメバチであること
  2. 巣が建物や敷地内の露出した場所にあること
  3. 地面から7m以内の高さであること
  4. スズメバチが現に生息していること
  5. 依頼者が立ち合えること

要件に該当しない場合は有料です。そして、ここが重要です。

調査のみで駆除をキャンセルした場合、出張調査費用として5,000円〜10,000円の負担が必要になります(状況によってはこれを超えます)。

「無料だから呼ぶだけ呼んでみる」ができない設計です。

対象外のハチや市が駆除できない場合は「民間の専門業者に自費で駆除を依頼してください」として、千葉県害虫防除協同組合の連絡先を案内しています。

船橋市は、当サイトの市役所の記事にも出てきます。 害獣では捕獲用ワナの貸し出しに写真の添付を求めていた市です。蜂では自ら委託業者を出す。 同じ市でも、相手が変わると対応が変わります。

静岡市:市は駆除しない。補助金だけ

静岡市は駆除を行いません。あるのはスズメバチの巣除去費用の助成補助金です。

上限は11,000円で、「除去に要した費用を補助金として交付します」となっています。

対象が限られています。

市民税非課税世帯の方または生活保護受給世帯の方が所有・居住する住宅にある営巣中のスズメバチの巣の除去

世帯の所得要件があります。 さらに事業所は対象外(住居兼用なら住居部分の巣のみ)、公園・道路・学校等の公共施設は対象外賃貸住宅も対象外です。

そして順序です。駆除を先に行い、そのあとに申請します。

除去を行った日から起算して60日を経過する日(ただし1月31日以降の方は除去を行った日の属する年度の3月31日)までに

協定事業者による代理申請も利用できると書かれています。

当サイトは費用の記事で、害獣の補助金について「順序を間違えると消えます」と書きました。蜂も同じ構造です。 先に駆除して、あとから申請する。逆はできません。

4市すべてに共通していたこと

アシナガバチとミツバチは、どこも対象外でした。

  • 稲敷市:アシナガバチ、ミツバチは対象外
  • 三鷹市:「ミツバチ・アシナガバチ等の巣の駆除は、市では出来ません」
  • 船橋市:アシナガバチなど対象外のハチは自費
  • 静岡市:補助の対象は「スズメバチの巣の除去」

行政が動くのはスズメバチだけ、と考えたほうが実態に合っています。

もう1つ共通していたのは、種類・場所・高さで線が引かれていることです。三鷹市は「脚立程度で手の届く範囲」、船橋市は「地面から7m以内」。巣がどこにあるかで、無料か有料かが変わります。

自分の自治体を調べる手順

  1. 検索窓に「(お住まいの市区町村名) スズメバチ 巣 駆除」と入れる
  2. 市区町村の公式サイト(lg.jp)のページを開く
  3. 次の5点を確認する
  • 市が駆除するのか、補助金だけなのか、何もないのか
  • 対象はスズメバチだけか(ほぼ確実にそうです)
  • 場所や高さの条件があるか
  • 費用が発生する条件があるか(呼んだあとのキャンセル料を含む)
  • 補助金の場合、申請は駆除の前か後か

電話をかける前に、この5点を読んでください。 特に船橋市のようにキャンセルで費用が出る設計があるので、呼ぶ前に自分が条件に当てはまるかを確かめたほうが安全です。

この記事が書けなかったこと

  • 全国の自治体の対応。 確認したのは4市だけです。他の自治体が同じとは限りません
  • 駆除の料金相場。 当サイトは依頼していないので金額を書けません
  • 自分で駆除する方法。 当サイトが実行して確かめていないので書きません
  • 蜂に刺されたときの対処。 医療の話は当サイトの範囲外です
  • どの業者が蜂に対応しているか。 当サイトが調べた4社は害獣の会社です。蜂の対応状況は確認していません

依頼する前に確認すべきこと

自治体が動かない場合に、自分で聞くことです。

  • 自分の市区町村に制度があるか。 まずここから
  • 制度がある場合、自分の巣が条件に入るか(種類・場所・高さ・時期)
  • 呼んでから有料になる条件があるか
  • 補助金がある場合、申請の期限と順序
  • 業者に頼む場合、見積もりは書面で出るか
  • 巣を取ったあとの再営巣の扱い

出典

  • 稲敷市「スズメバチの巣の駆除」(city.inashiki.lg.jp)(2026年9月10日確認)
  • 三鷹市「スズメバチの巣の駆除」(city.mitaka.lg.jp)(2026年9月10日確認)
  • 船橋市「ハチの巣の駆除はどうすればよいですか?」(city.funabashi.lg.jp)(2026年9月10日確認)
  • 静岡市「ハチ被害防止対策とスズメバチの巣除去費用助成補助金」(city.shizuoka.lg.jp)(2026年9月10日確認)

この記事に誤りを見つけた場合は、お問い合わせからお知らせください。確認のうえ、記事内に訂正を追記します。

制度も条件も変わります。 この記事の内容は確認日時点のものです。金額と条件は、必ずお住まいの自治体の公式ページで確認してください。

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