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自治体を調べる

ハクビシンの駆除は、
市役所に頼めるのか。

131自治体で確認しました。答えは、住んでいる場所で変わります。

この記事でわかること

  1. 131のうち71が対象

    ハクビシンを制度の対象にしていたのは71自治体。コウモリは43自治体中ゼロでした。

  2. 中身が4つに割れる

    業者派遣28・わな貸出25・相談のみ14・補助金2。同じ「対応あり」でも意味が違います。

  3. 東京に偏っています

    区や市の業者が来る制度28件のうち21件が東京都でした。

目次

先に結論を書きます。ハクビシンは、コウモリと違って市役所が動くことがあります。 ただし何をしてくれるかは、住んでいる場所で完全に変わります。

当サイトは131自治体の公式ページを1件ずつ確認したデータベースを持っています。この記事は、そのデータを市役所に頼めるのかという一点だけに絞って読み直したものです。

そしてこの記事の柱にした7自治体については、2026年9月25日にもう一度ブラウザで開いて、原文を一字ずつ確認しました。 その結果、自分のデータのうち3件を訂正することになりました。 何をどう直したかも記事の中に書いてあります。

この記事の末尾には広告リンクがあります(2026年10月11日から)。 区の業者が捕獲する制度でも、港区は侵入口の遮断と、軽微な場合を除く糞の清掃は行わないと明記しています(本文の5章)。業者に頼む人のために、当サイトが公表情報だけで調べた4社の記事を末尾に並べました。そのうち提携している3社(駆除ザウルス・ハウスプロテクト・害獣BUZZ)の「公式サイトを見る」ボタンが広告リンクです。 順位はつけていません。提携の有無で、調べた内容は変えていません。 自治体の記述はすべて公式ページから確認したもので、広告とは無関係です。

確認日:2026年9月25日(データベース本体の確認は2026年9月10日)

確認できたこと

  • ハクビシンを制度の対象にしていたのは、131自治体のうち71でした。
  • ただし中身は業者派遣28・わな貸出25・相談のみ14・補助金2・「市はやりません」と明記2に割れます。
  • 業者が来る制度28件のうち、21件が東京都でした。東京23区は23区のうち19区です。
  • 大阪市がやるのは、捕獲許可を出すことだけでした。檻の貸出はイタチにしかありません。
  • 制度はあるのにハクビシンだけ対象外の自治体が42ありました。うち33はアライグマだけが対象です。
  • 熊谷市は業者に払った費用の半額・上限5万円を補助します。ただし条件が5つあります。
  • 無料かどうかをページに書いていない自治体があります。 中野区と港区がそうでした。

この記事で調べた範囲

  • データベース本体は東京23区・政令指定都市20市・中核市62市・施行時特例市23市を含む131自治体です(2026年9月10日確認)。
  • そのうち中野区・港区・台東区・大阪市・熊谷市・岡崎市・豊田市の7件を、2026年9月25日にブラウザで開いて原文を確認しました。
  • 残りの124件は9月10日時点の確認です。 制度は変わります。必ずご自身の自治体で確かめてください。
  • この記事は捕獲のやり方を教えるものではありません。 許可なく捕獲することは法律で禁止されています。

1. コウモリはゼロでした。ハクビシンは71です

当サイトは同じ「市役所は何をしてくれるのか」を、コウモリでも調べました。 結果は43自治体中ゼロです。駆除する自治体はひとつもなく、わなの貸出も補助金もありませんでした。

ハクビシンは違います。131自治体のうち71が、ハクビシンを何らかの制度の対象にしていました。

同じ「◯◯駆除 市役所」で検索しても、動物によって答えが正反対になります。 ハクビシンとアライグマには外来種対策としての防除計画があり、コウモリにはそれがない、というのが大きな違いです。

だからハクビシンの場合は、業者に電話する前に市の窓口を確認する価値があります。 半分以上の自治体で、何かしらの制度が用意されていました。

2. ただし「対応あり」の中身が4つに割れます

71自治体の内訳です。

制度の型件数実際に起きること
業者派遣28市や区の委託業者が来て、箱わなを設置し、捕獲・引取りまで行う
わな貸出25窓口で捕獲器を借りる。設置・見回り・捕獲後の処分は自分
相談のみ14捕獲も貸出もしない。許可の出し方や業者の紹介先を案内する
補助金2市は駆除しない。業者に払った費用の一部を補助する
対応なしと明記2私有地の駆除と費用は所有者の責任、と書いている(豊田市)。個人宅の捕獲依頼を2026年度で終了した市もあります(大和市)

表は横にスクロールできます。

「市が対応しています」という一文だけを見て安心すると、ここで食い違います。 業者派遣と相談のみでは、住民がやることの量がまったく違います。

とくに相談のみの14自治体は、実質的に自分で業者を探すか、自分で許可を取って捕獲することになります。該当したのは千代田区・仙台市・新潟市・大阪市・八戸市・福島市・前橋市・長野市・一宮市・尼崎市・倉敷市・平塚市・長岡市・上越市でした。

3. 業者が来る制度は、東京に偏っています

いちばん手間がかからないのは業者派遣型です。その28件の内訳を都道府県で見ると、こうなりました。

都道府県業者派遣の件数
東京都21
神奈川県3
埼玉県1
千葉県1
群馬県1
兵庫県1

表は横にスクロールできます。

28件のうち21件が東京都です。 東京23区だけで見ると、23区のうち19区が業者派遣型でした(残りは貸出2区、相談のみ1区、未確認1区)。

これは偶然ではありません。東京都が「アライグマ・ハクビシン防除実施計画」を策定していて、区がそれに基づいて事業を行っているからです。 中野区のページには、はっきりこう書かれています。

区では、東京都の策定した「アライグマ・ハクビシン防除実施計画」に基づき、「箱わな」を設置してハクビシン・アライグマを捕獲・駆除する事業を行っています。

(中野区「ハクビシン・アライグマによる被害が続いたら」更新日2025年5月22日/2026年9月25日確認)

つまり東京に住んでいるかどうかで、最初にすべきことが変わります。

4. 大阪市がやるのは、許可を出すことだけです

対照的なのが大阪市です。2026年9月25日に、市の共通ページを開いて確認しました。

ハクビシンは、「大阪市が捕獲を許可できる鳥獣」の哺乳類リストに入っています。

タヌキ、キツネ、ノイヌ、ノネコ、テン、イタチ、シベリアイタチ、ミンク、アナグマ、アライグマ、ヒグマ、ツキノワグマ、ハクビシン、イノシシ、ニホンジカ、タイワンリス、シマリス、ヌートリア、ユキウサギ、ノウサギ、ニホンザル

許可は出ます。手数料も無料です。

許可申請手数料は無料です。

ただし、捕獲するのは申請者本人です。

※ 申請は必ず捕獲を実施する本人が行ってください。

そして捕獲器は貸してもらえません。

※イタチの捕獲を申請される場合のみ、申請者1人につき1台の簡易捕獲器の貸出を行っております。

貸出はイタチだけです。 ハクビシンでは借りられません。郵便での申請も受け付けていないため、窓口へ行く必要があります。

(大阪市「有害鳥獣の捕獲許可の手続き」更新日2026年2月13日/2026年9月25日確認)

当サイトが調べた大阪府の11自治体で、ハクビシンについて何かが確認できたのは大阪市だけでした。 残りのうち9自治体(堺市・豊中市・吹田市・高槻市・枚方市・八尾市・寝屋川市・東大阪市・茨木市)は制度の対象がアライグマ中心で、ハクビシンの記載が確認できませんでした。 岸和田市は未確認です。

東京23区は19区で区の業者が来て、大阪府では自分で許可を取って自分で捕獲する。これが同じ国の同じ動物の話です。

5. 東京の3区を開いたら、条件が違いました

「業者が来る」といっても、区ごとに条件が違います。2026年9月25日に3区のページを開いて確認しました。

中野区 ── 集合住宅は対象外です

戸建て住宅(管理会社がある場合や空き家を除く)で、次のいずれかの被害を継続的に受けている場合に対応できます。

さらに、こう続きます。

※集合住宅(マンション・アパート等)は対象外です

そして見かけただけでは対応しません。

「過去に被害に遭っていた」「庭木の果実を食べられたことがある」「目撃した」など、日常的な被害でない場合、区では対応していません。

箱わなの設置期間は1週間で、見回りは住民の仕事です。

1日に1回できるだけ朝に、見回りをしてください。

設置場所にも制限があります。

箱わなは、屋外の地上への設置になるため、ベランダや天井裏への設置はできません。

天井裏に住みつかれた場合でも、わなは庭に置くことになります。

(中野区、更新日2025年5月22日/2026年9月25日確認)

港区 ── 見回りができないと対象外です

港区も業者が来ますが、前提に条件節が付いています。

対策に必要な協力及び了解が得られる場合、区が委託した専門業者を派遣して現地調査を行い、必要と認められる場合は、資格を有する業者が捕獲・引取りをします。

対象外になる場合が3つ明記されています。

「見かけた」など実害が発生していない場合/建物等の所有者から了承が得られない場合/申出者による毎日の見回りが出来ない場合

箱わなの設置期間は原則2週間(中野区は1週間)。餌代は自己負担です。

箱わな初回設置以降の餌の取りかえ(餌代は自己負担となります。例:スナック菓⼦,果実グミ,果物など)

そして回数の制限があります。

※同一地への実施は、年度内1回です。

掃除と封鎖はやってくれません。

捕獲された場合には、ご要望に応じて箱わな回収時に周辺の消毒については行いますが、侵入口や隙間の遮断作業・糞の清掃(軽微な場合を除く)は行いませんので、ご要望に応じてご自身で業者へご依頼ください。

ここが重要です。 捕まえてもらっても、再発を止める作業(侵入口を塞ぐ)と、糞の清掃は残ります。 そこは業者に頼むか自分でやることになります。

(港区「ハクビシン・アライグマ対策」更新日2026年5月22日/2026年9月25日確認)

台東区 ── 費用はFAQの1行に書いてあります

台東区は民家と寺社が対象です。

区では、アライグマ、ハクビシンが棲みついた民家(民有地)や寺社を対象に「箱わな」を設置して捕獲・駆除する事業を行っています。

条件は3つ挙げられています。

ア 毎日捕獲かご(箱わな)を見回ること。/イ 週1回程度餌を取り替えること。/ウ 対象種が捕獲された場合、委託業者または区に速やかに連絡できること。

費用についての記載は、本文ではなくよくあるお問合せの表の中にありました。

ご紹介する委託会社とのやり取りの後、現地調査のうえ罠設置となります。費用はかかりません。

2回目については、区は対応しないと書いています。

区では対応できかねますので、【東京都ペストコントロール協会(電話03-3254-0014)】などにご自身でご相談ください。なお費用の助成制度はございません。

(台東区「アライグマ・ハクビシンについて」更新日2026年7月2日/2026年9月25日確認)

6. 「無料ですか」に答えていないページがあります

ここで当サイトの誤りを訂正します。

9月10日の調査で、当サイトは中野区と港区の費用欄を無料と記録していました(港区は餌代のみ自己負担と補記)。9月25日に両方のページを開いて探しましたが、区の事業が無料だという記載は見つかりませんでした。

  • 中野区のページに出てくる「無料」は、東京都ペストコントロール協会への相談が無料という意味のものだけです(「相談は無料ですが、駆除を依頼する場合はご自身の費用負担となります。」)。
  • 港区のページには、餌代が自己負担だと書かれている一方で、事業自体の費用についての記載が見つかりません。

両方とも「記載なし」に訂正しました。 データベースの該当レコードにも訂正の理由を書いてあります。

一方で台東区は、よくあるお問合せの表の中に「費用はかかりません。」と書いていました。 本文には出てきません。

つまり「無料かどうか」は、書いてある自治体と、書いていない自治体と、FAQの奥に書いてある自治体があります。 だからこの記事では、無料の自治体が何件あったかという集計を出しません。 3件を開き直しただけで2件の訂正が必要になったので、残り124件の費用欄を集計して数字にするのは、当サイトの確認の精度を超えています。

窓口に電話するときは、費用を明示的に聞いてください。 ページに書いていないことがあります。

7. 隙間の数字も、区によって違います

ついでに気づいたことです。ハクビシンが通れる隙間の大きさが、区で一致していません。

自治体記載
中野区8センチメートル四方の隙間にも入り込む
港区5cm程度の狭い隙間でも自由に通り抜けることが出来ます
台東区頭が入れば5cm程度の狭い隙間を自由に通り抜けることができます

表は横にスクロールできます。

隣接する区で、8cmと5cmに割れています。 台東区の書き方には「頭が入れば」という条件が付いていて、これがいちばん具体的です。

塞ぐときは、小さいほうの数字で考えるのが安全だと思いますが、当サイトはこの数字の出どころを一次資料まで追えていません。 台東区は農林水産省の被害防止マニュアルを出典に挙げていますが、隙間の数字がそこから来ているかは確認できませんでした。

(当サイトのハクビシンの記事では、東京都の記載として8cmを紹介しています)

8. 貸出型 ── 岡崎市は3日以内に自分で処分します

わな貸出型25件のうち、岡崎市のページを開いて確認しました。 条件が具体的に書かれているためです。

料金はこう書かれています。

貸出料金 無料(ただし殺処分の代行は有料です。)

無料なのは檻の貸出です。 そして条件がこれです。

1日1回以上檻を確認すること。/捕獲した場合は、3日以内に自ら殺処分すること。

続きに、代行の条件が書かれています。

(困難な場合は岡崎猟友会に代行を依頼できます。[有料]ただし、3月中は依頼できません。)

3月は代行を頼めません。 つまり3月に借りて捕獲した場合、自分で処分することになります。

対象動物にも制限があります。

アライグマ、ハクビシン、ヌートリアに限る。/(注)イタチ、タヌキ、キツネ等は対象外です。

貸出期間は28日間、檻のサイズは横26.5cm×縦31.5cm×奥行81.5cm、窓口で講習を受けてから借ります。

(岡崎市「アライグマ、ハクビシン、ヌートリア用の捕獲檻の貸出」更新日2026年8月28日/2026年9月25日確認)

貸出型を選ぶかどうかは、「捕まった動物を自分で殺処分できるか」で決まります。 これは制度の説明の中でいちばん見落とされやすい部分です。当サイトは別の記事でも同じ点を書きました。

9. 補助金型 ── 熊谷市は半額・上限5万円を出します

131自治体のうち、補助金型は2件だけでした。 福井市と熊谷市です。

業者に払う費用の補助が出るのは、金額として一番大きい制度です。 熊谷市のページを開いて確認しました。

補助額はこうです。

補助率を2分の1とし、補助上限額を5万円とします(千円未満切捨て)。

対象になる工事が5つ挙げられています。

現地調査(周辺調査・天井裏調査・見積書提出)/追い出し(個体の追出し・燻煙くんえん作業)/捕獲・処分(ハコわななどによる捕獲、処分)/清掃・消毒(天井裏排泄物はいせつぶつ清掃・薬剤による消毒)/侵入口封鎖(経路封鎖・忌避剤散布)

侵入口封鎖と清掃・消毒が対象に入っています。 港区の業者派遣では対象外だった部分です。

ただし条件が並んでいます。

  • 施工するのは埼玉県ペストコントロール協会会員名簿に記載の業者に限られます。
  • 対象は市内の家屋に居住する市民か、市内の空き家の所有者・管理者です。
  • 事業者の申請(寺社等を含む)は対象外です。
  • 市税(国民健康保険税を含む)を滞納していないことが条件です。
  • 同一年度内に交付を受けていないこと(同一世帯員を含む)。
  • 防除施工を同一年度内に完了させること。

そして予算の制限があります。

申請期限内であっても、予算額に達した時点で受付を終了します。

(熊谷市「熊谷市アライグマ・ハクビシン防除補助金のご案内」更新日2026年4月1日/2026年9月25日確認)

熊谷市のもう一つの注意点です。 同じ市の中で、制度によって対象動物が違います。 別にあるアライグマ用の捕獲檻の制度のページには、アライグマ以外の有害鳥獣の捕獲は行っていないと書かれています。補助金はハクビシンも対象だが、市の捕獲はアライグマだけという構造です。

もう一つの補助金型、福井市は個人が対象外です。 自治会や鳥獣害対策協議会などの団体が対象で、小動物用捕獲檻の購入費の2分の1以内・上限6万円。購入前の事前申請が必須です(福井市/更新日2024年12月26日/2026年9月10日確認)。

10. 「市はやりません」と書いている自治体

豊田市は明記しています。

なお、市では、私有地における害虫等の駆除や費用補助は行っていません。土地や建物の所有者または管理者の責任において対応をお願いします。

(豊田市/更新日2026年7月28日/2026年9月に確認)

これは不親切なのではなく、親切な書き方です。 期待して電話する手間が省けます。当サイトが確認した131自治体の中で、ここまではっきり書いていたのは豊田市だけでした。

11. 制度はあるのに、ハクビシンだけ対象外が42

いちばん間違いやすいのがここです。

「捕獲器を貸します」と書いてあるページを見つけても、ハクビシンでは借りられないことがあります。

当サイトが確認した131自治体のうち、制度があると確認できたのは113自治体(残り18は未確認)。そのうち42自治体は、ハクビシンが対象に入っていませんでした。

その42件の対象動物の内訳です。

対象動物の記載件数
アライグマだけ33
アライグマ・ヌートリア6
アライグマ・ヌートリア等1
アライグマ・イノシシ等1
アライグマ・タヌキ・アナグマ・イタチ・ヌートリア・カラス(雛・卵)1

表は横にスクロールできます。

33自治体は、アライグマだけです。 42件を制度の型で見ると、貸出21・業者派遣11・相談のみ8・補助金2でした。

理由は法律の違いです。 アライグマは特定外来生物に指定されていて、防除の枠組みがあります。ハクビシンは特定外来生物ではありません。 この違いは別の記事にまとめました。

自治体のページを見るときは、制度名ではなく対象動物の行を見てください。 「アライグマ対策」というページ名でも、本文でハクビシンにも触れていることがあります。その逆もあります。

12. 公開した当日に、131件を全部調べ直しました

この記事の数字は、いちど公開したあとに直しています。 経緯を隠さずに書きます。

記事を書く過程で、柱にする7自治体をブラウザで開き直したところ、そのうち3件に誤りが見つかりました。

  1. 中野区の費用欄。 「無料」としていましたが、ページに根拠が見つかりませんでした。 「記載なし」に訂正。
  2. 港区の費用欄と引用。 同じく「無料」の根拠が確認できず「記載なし」に訂正。さらに引用の冒頭にあった条件節を落としていました。 正しくは「対策に必要な協力及び了解が得られる場合、区が委託した専門業者を派遣して…」です。
  3. 大阪市の出典と引用。 当サイトは鶴見区のページを出典にしていましたが、そのページはアライグマだけの記載で、ハクビシンという語が1つも出てきません。 アライグマについて書かれた文章を、ハクビシンの話として読んでいました。

7件中3件です。この率なら、残り124件も同じだけ間違っているはずでした。

だから131件すべてを、同じ日のうちに1件ずつ調べ直しました。

結果は、131件中48件に誤りでした。

誤りの種類件数例
制度の分類14「業者派遣」としていた6件が、実際は「貸出」でした
対象動物9仙台市のページにアライグマの語は1度も出てきません
費用8「無料」と書いていない自治体を「無料」にしていました
引用の脱落・句読点17文頭の条件節が落ちているものが大半です

表は横にスクロールできます。

いちばん重いのは制度の分類です。 船橋市・高槻市・江戸川区・横須賀市・旭川市・福岡市の6件を「業者派遣」としていましたが、どれも住民が自分で箱わなを借りて毎日見回り、委託業者は捕獲後の回収だけを行う制度でした。逆に目黒区は「貸出」としていましたが、実際は区の委託事業者が天井裏に箱わなを設置していました。

この記事の数字は、訂正後のものです。 公開時点では業者派遣30・貸出22・相談のみ16と書いていました。正しくは業者派遣28・貸出25・相談のみ14です。

残った限界も書いておきます。 131件のうち、当サイトがブラウザで原文を直接確認したのは、中野区・港区・台東区・大阪市・熊谷市・岡崎市・豊田市・福岡市の8件です。残り123件は公式ページを1件ずつ取得して突き合わせたもので、同じ精度ではありません。 そして宇都宮市の1文字の異同は、2回取得しても確定できませんでした。

当サイトの他の記事にも、同種の誤りが残っている可能性があります。 見つけた方はお問い合わせからお知らせください。確認のうえ、記事内に訂正を追記します。

13. 確認できなかったこと

  • 124自治体の費用欄を、9月25日時点で再確認できていません。 中野区と港区で訂正が出たので、他にも同じ誤りがある可能性があります。
  • 18自治体は制度そのものが未確認です(中央区・岡山市・広島市・函館市・秋田市・郡山市・富山市・甲府市・和歌山市・鳥取市・下関市・松山市・高知市・宮崎市・那覇市・沼津市・富士市・岸和田市)。ページが見つからなかっただけで、制度がないとは限りません。
  • 待ち時間が分かりません。 中野区は「お申込みが集中した場合は、区内に設置できる箱わなの数に限りがあり、すぐに対応できないことがあります」と書いています。実際に何日待つのかは、公開情報から分かりませんでした。
  • 捕獲の成功率が分かりません。 箱わなを設置して捕まるのかどうかの数字は、どの自治体も公開していませんでした。
  • 131自治体は全国1,700余りの市区町村の一部です。 政令市・中核市・特例市に寄っているので、町村部の傾向は分かりません。
  • 隙間の数字(5cmと8cm)の一次資料を追えていません。

自分の市を調べる手順

窓口に電話する前に、公式ページで5つ確認してください。順番に意味があります。

  1. 対象動物にハクビシンが入っているか。 ここが最初です。アライグマだけの自治体が33ありました。
  2. 制度の型はどれか。 業者が来るのか、わなを借りるのか、相談だけなのか、補助金なのか。
  3. 対象になる建物か。 戸建てだけ、集合住宅は対象外、空き家は除く、といった条件があります。
  4. 自分に何の作業が残るか。 毎日の見回り、餌の用意、捕獲後の処分、侵入口の封鎖、糞の清掃。
  5. 費用はどう書いてあるか。 書いていない自治体があります。書いていなければ電話で聞いてください。

検索するときは「(市区町村名) ハクビシン」で探すのが早いです。担当課は環境課・環境政策課・生活衛生課・保健所などに分かれていて、自治体によって違います。

まとめ

  • ハクビシンは、コウモリと違って市役所が動くことがあります。 131自治体のうち71が制度の対象にしていました。
  • ただし中身が4つに割れます。 業者が来る28、わなを借りる25、相談だけ14、補助金2。
  • 業者が来る制度は東京に偏っています。 28件のうち21件が東京都、23区では19区。
  • 大阪市がやるのは許可を出すことだけで、檻の貸出はイタチにしかありません。
  • 業者が来ても、侵入口の封鎖と糞の清掃は残ります(港区は明記しています)。
  • わなを借りる場合は、捕獲後の処分が自分の仕事になります(岡崎市は3日以内)。
  • 熊谷市のように費用の半額を出す自治体もありますが、条件が5つ以上あります。
  • 制度はあってもハクビシンだけ対象外が42自治体。 うち33はアライグマだけです。

業者に電話する前に、自分の市のページを1回開いてください。 東京23区なら、区の業者が来る可能性が高いです。それを確かめてから業者に連絡しても、遅くはありません。

各社の調査記事

順位はつけません。同じ項目を、同じ形式で並べています。

駆除ザウルス

AAAアライアンス5社が運営。全社の代表取締役名と、施工スタッフ10名の実名・顔を公開しています。保証が付かない場合があることを明記している唯一の会社です。

ハウスプロテクト

運営は株式会社GROWTH。わな猟・狩猟免状の番号を11件公開しています。代表者名・設立年・料金表は公式サイトにありません。対応は32府県で、茨城県は含まれません。

害獣プロテック

運営は株式会社花光と株式会社廣光の2社。料金・代表者・設立年の記載はなく、10年の破損保証も条件は非公開です。東北は福島県のみが対象です。

害獣BUZZ

販売会社は株式会社リブシー。2023年4月設立で、代表取締役名は公開されています。対応エリアは地図のみで、都道府県の一覧は公開されていません。

出典

  • 中野区「ハクビシン・アライグマによる被害が続いたら」(更新日 2025年5月22日/2026年9月25日確認)
  • 港区「ハクビシン・アライグマ対策」(更新日 2026年5月22日/2026年9月25日確認)
  • 台東区「アライグマ・ハクビシンについて」(更新日 2026年7月2日/2026年9月25日確認)
  • 大阪市「有害鳥獣の捕獲許可の手続き」(更新日 2026年2月13日/2026年9月25日確認)
  • 熊谷市「熊谷市アライグマ・ハクビシン防除補助金のご案内」(更新日 2026年4月1日/2026年9月25日確認)
  • 岡崎市「アライグマ、ハクビシン、ヌートリア用の捕獲檻の貸出」(更新日 2026年8月28日/2026年9月25日確認)
  • 豊田市 害虫・害獣に関する公式ページ(更新日 2026年7月28日/2026年9月確認)
  • 福井市 鳥獣害対策の公式ページ(更新日 2024年12月26日/2026年9月10日確認)
  • 当サイト「自治体の害獣制度データベース」131自治体(2026年9月10日確認/2026年9月25日に7件を再確認し3件を訂正)

この記事に誤りを見つけた場合は、お問い合わせからお知らせください。確認のうえ、記事内に訂正を追記します。 自治体の担当課の方からのご指摘も歓迎します。

制度は変わります。予算にも上限があります。 この記事の内容は確認日時点で、記載した自治体の公式ページに書かれていたものです。実際に申し込む前に、必ずお住まいの自治体でご確認ください。

関連記事


自治体のページは変わります。 この記事の内容は確認日時点のものです。引用元は1件ずつ出典に挙げてあるので、気になったものは直接開いて、今の記述をご自身で確かめてください。